今回お持ち込みいただいたシューズはペグマン(PEGMAN)という日本が生んだアメリカンドレスシューズ。当ブログでも何回も登場している「オールデン」を取り扱うラコタ社が立ち上げた、日本の靴です。

ペグマン(PEGMAN)とは

冒頭に書かせていただいた通りではありますがコードバンシューズとしても世界的に人気のあるオールデンを取り扱うラコタ社が2011年に立ち上げた日本製のブランド。

ペグマンはラコタ社のブランド

以前よりオールデンを扱っているだけあって、アメリカンドレスシューズそして日本人に対してどうか?をよく理解されたうえで企画されたシューズブランドだけあって魅力的な部分満載。細かいディテールなどはこの後ご紹介。

魅力的な価格帯、そして日本人の足に合う絶妙なフィット感

ここ数年物価がどんどん上がってきているわけでありますが革靴業界に関しても同様。海外のインポートブランドシューズが20万前後ととんでもない額にはね上がっている中においてまだ日本のブランドは手が届きやすい。しかしこれもあと何年つづくのやら。靴を制作するときの革やボンドなどもとても高騰しております。がんばれジャパンブランド。因みにペグマンは5万前後。

日本企業が制作したシューズというだけあってやはり日本人の足の形に合わせて作られております。革靴によくある最初は我慢はそこまでないと思われます。

ペグマン(PEGMAN)の革靴の特徴とディテール

ペグマン(PEGMAN)革靴の代表的モデル

ペグマン(PEGMAN)の代表的な形はダブルステッチが施された外羽根のキャップトウ。シンプルでありながらもかつ上品な仕上がりに。フランス製のレザーを使用されているようでそこまで磨きこまなくても程よいツヤ感が出ます。

反り返りの良いシングルソールを採用。ちょっとわかりにくいとは思いますが中底にはしっかりとハンドソーンウェルテッド製法の痕が。中底とアッパーとウエルトを一緒に縫い込むときに出る糸をグッと引っ張った際の痕です。このハンドソーンウェルテッド製法は足入れの瞬間から足を包み込むようなとても良い履き心地になってくれます。

過去のハンドソーンウェルテッド製法、エンツォ・ボナフェの靴修理ブログはコチラ

アウトステッチの間隔はこれはやはりアメリカンドレスシューズといった感じ。ピッチは細かくない。

そしてワタシ個人的にここが一番刺さったのですが(マニアックな部分ですみません)ソール面の溝の深さ。これがなんとも深い。深いという事は履きこんでソールがどんどん減ってきてもステッチが切れにくいという事です。正直すぐに切れてしまうブランドもあります。せっかくなら切れないほうが良いですよね。

ペグマン(PEGMAN)の革靴のカカトの修理

ちょっと前置きが長くなりましたが今回はカカトの修理のご依頼でした。カカトの修理だけでなくつま先や全体の張替えも出来る靴ですのでご安心ください。

ペグマン PEGMAN 革靴 修理 ソール交換 カカト つま先 

ペグマン(PEGMAN)の革靴修理は吉祥寺の靴修理店ナイツブリッジをご利用ください。

配送でも承っております。修理代金税抜き10,000円以上で返送時の送料は無料とさせていただきます。事前のお見積りはCONTACTからお気軽にお問い合わせくださいませ。

HPはこちらからどうぞ