皆様こんにちは。本日はビンテージスチールについてご紹介します。

当店でのメンズ修理のご依頼でも圧倒的に多いのがつま先に金具を付ける補修。実はつま先用の金具もいろいろと種類はあるのですが当店では「ビンテージスチール」と「トライアンフ」をメインでご案内をさせていただいております。

先ずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。

ビンテージスチール

9サイズ展開。写真のビンテージスチールは50番というサイズ。10番から30番まではビスは3点、40番は4点、50番から90番は5点とサイズによってビスを打つ本数が変わってきます。

厚み

個体差はありますが大体厚みは1.4ミリ程度。意外と薄いのですがこれでも耐久性は抜群。逆に2ミリなど厚くなってしまうと靴側を深く削り込まないと付けることが出来ないので装着時に靴への負担も考えたらこれくらいの厚みがベスト。よく考えられて作られていると思います。

トライアンフ

トライアンフは1サイズ展開。色は金という個性的な色味をしているのでこちらを選ばれる方もとても多い。特に茶色い靴だとよく合うのでしょうか。

厚み

こちらは1.7ミリ程度。ビンテージスチールと比べたら微妙に厚いのですが目視ではほとんど差はありませんので厚みの差で付ける金具を判断されなくても良いでしょう。

ヴィンテージスチール、トライアンフのメリットとデメリット

ビンテージスチールのメリット

先ずは何といってもその耐久性。ほとんどの場合元々革底の靴に付けられる方も多いと思いますが革底とは比にならないほどの耐久性。つま先の補修方法としては他にラバーやレザーなどもあるのですが耐久性重視なのであれば金具をオススメします。それと見た目。革底に足して金具という異素材が付くことでぱっと見の見た目は映えます。ビンテージスチールの場合10番から90番という9サイズ展開されておりつま先のかなり細い靴でも付けることが可能で、付けたときの見た目も綺麗です。

ビンテージスチールのデメリット

初めて付けられる方のために念のためデメリットもご説明いたします。革底の靴を履いているときにつま先が地面に設置する感触は正直殆ど感じられないと思います。直接的に足に伝わってくるのはソールの中心あたり。それがつま先に金具がつくことによりつま先が固い感触になりカチカチと音がしたり人によっては滑るという方も。なので向き不向きがある修理方法ではあるので初めての方は装着前にご相談ください。ベストは方法をご案内いたします。とはいえかなり多くご愛用されているアイテムではあるのでほとんどの方は気にならないところかなとも思います。ビンテージスチールを付けた後にやっぱり気になるという事であれば外してラバーやレザーに変えることもできますのでご安心ください。

トライアンフのメリット

耐久性などはビンテージスチールとほとんど同じだと思ってください。ビンテージスチールのメリットとの違いは色と形。やはり個性的な形をしているので他の人に差を付けたい人、それこそインスタ映えするのはトライアンフでしょうか。

トライアンフのデメリット

ビンテージスチールのところで記載させていただいたデメリットの他にトライアンフの場合1サイズ展開。なのでロングノーズやつま先の細い靴ですと金具の範囲が広くなり付けたときに少々不格好になることも。勿論見た目に関してはお客様のお好みになってはくるので付けること自体は可能です。金色で個性的ではありますがメッキ加工されており履きこむとシルバーの面が出てきてしまいます。

履きこまれた靴でもビンテージスチールは付けられるか?

付けること可能ですのでご安心ください。履きこまれた靴ですとつま先が既に減ってしまっている場合がほとんど。ビンテージスチールもトライアンフも1ミリちょっとという厚みをご紹介しましたが2ミリでも革底が減ってしまっているとそのまま綺麗に付けることは出来ないので一度革を継ぎ足して元の厚みに戻してから金具を付けます。

ここまででざっくりとそれぞれの特徴をご紹介させていただきました。あとはお客様ご自身のお好みによって付ける金具を選んでいただければ幸いです。

ビンテージスチール画像

エドワードグリーン 靴修理 ビンテージスチール ソール交換

トライアンフ画像

ウエストン J.M.WESTON 靴修理 ビンテージスチール トライアンフ

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