世界中で愛されているアメリカを代表するシューズブランド。キングオブワークブーツ=REDWINGと言われる方は多いと思います。
今回お持ち込みいただいたシューズはREDWING(レッドウイング)9202 GARAGEMAN(ガレージマン)。このシューズの歴史について先にご紹介。
1920年以降アメリカではリーズナブルな大衆車が大量生産されるようになります。アメリカの都市部中心に幹線道路が整備されそれまでは鉄道が人々の移動手段となっていたものが車を乗る人が増える。1950年代になると州をつなぐ道路が整備されます。その頃の若者たちは愛車を自らの手で整備して乗り回すのが大人への仲間入りという考え方もありました。
そんな車ブームのアメリカの若者はそのまま自動車修理工、いわゆるオートメカニックとなる者も増えた時期です。レッドウイングのガレージマンは自動車修理工がオートメカニックと呼ばれていた時代に多く履かれ始めたシューズ。自動車の修理作業は主に屋内で行われことが殆どで、台車の上に仰向けに横たわり、足を柔軟に動かす必要もあり、ブーツよりも足首回りを締め付けないオックスフォード(短靴)が愛用される。
REDWING9202 ガレージマン ソール交換
ソールには油で汚れた作業フロアに適したオイルレジスタントの素材が使われているので兎に角汚れに強い。多少乱暴に扱ってもニュートラルのクリームを塗りこむだけでも光沢が生まれます。
オリジナルでついているソールはクッション性の高いネオプレーン・クッションソールを採用。足あたりは非常に柔らかいのですがここはやはり消耗品でもあります。軽くクッション性のあるソールのご用意もありますが今回はグリップと強度を重視してヴィブラム#2303トレントソールを付けることにします。
REDWINGはグッドイヤーウエルテッドシューズ。そして同ブランドの殆どは(代表格のアイリッシュセッター含め)ウエルトとミッドソールを縫い付け、その下に接着のみで一体型のソールを付けられております。今回のガレージマンもそう。なのでカスタムと言っても比較的簡単に、低コストで行うことが出来ます。
VIBRAM(ヴィブラム)#2070 トレントソール
今回使用したソールのご紹介です。色は黒と茶の2色。ソール高12㎜、ヒール高25㎜。原材料はヴィブラムの他のソールでも多く採用されている加硫ゴム。程よく厚みがあり、グリップ力・耐摩耗性に優れています。シンプルながらも存在感のあるデザイン。カジュアルシューズからワークブーツまで幅広く使用できます。パラブーツのソール交換にもよく使用しております。
REDWING(レッドウイング)の修理、カスタムは吉祥寺の靴修理店ナイツブリッジを是非ご利用ください。
ナイツブリッジでは配送でも承っております。修理代金税抜き10,000円以上で返送時の送料は無料とさせていただきます。この機会にぜひ遠方のお客様もご利用ください。事前のお見積りはCONTACTからお気軽に。
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