いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます!秋になるとマルジェラの足袋が激増します。そこで本日はめちゃくちゃ質問の多い「カカトにも裏張りを張った方が良いか?」を解説したいと思います。
Maison Margiela(メゾンマルジェラ足袋)カカトの裏張り
まずは改めて靴を見ることにしてみます。
足袋のほとんどは革底の為前部分には張った方が良いのがわかります。ではカカトはどうなのか?
カカトの作りはというと、プラスチック製のヒールの周りに「スタッグ」と呼ばれる革が巻かれており一番上にゴムのカカトが付いております。このパーツは後々減ってきた際に交換できるように作られております。そして何より足袋に限らず多くの靴のカカトは大体5ミリ~7ミリ程度と厚い。なぜならカカトの外側が一番減りやすい部分なのでより耐久性を持たせております。なので本来であればそれくらいの厚みのものを張ってあげたいところですがそうするとバランスが大きく崩れますよね。見た目もよろしくはありませんし。もし裏張りするのであれば2ミリ前後ものを張るしかないので割と早い段階で張った裏張りが減ってしまいます。
でももちろんメリットもあるわけで。。もし頻繁にカカトの裏張りを交換できる環境にあるのであれば、オリジナルのカカトを交換することが無くなる。よりグリップ力が出る。あとは先に述べたようにプラスチックのカカトまで到達することは無くなるのでより靴を綺麗に保つことが出来ます。
では足袋バレエの場合はどうか?
写真でお分かりの通り足袋バレエの場合革底の上にダイレクトにカカトが付いております。ブーツタイプに比べると上の革までの距離が近くなります。もしカカトがどんどん削れると上の革を傷めて穴が開く可能性があります。実際そんな足袋バレエ沢山見てきました。なのであくまでも一個人の考え方ではありますが足袋ブーツよりも足袋バレエの方がカカトに裏張りを張るメリットを発揮することが出来ます。
まとめると。。悩ましいところですがカカトに張るかどうかはどっちでもOKです!それこそお客様の自由でしょう。より綺麗な状態のまま維持したい、または気分的に張った方が安心なのであれば張ったほうが良いでしょうし、歩き方と修理の時期の見極めさえきちんとわかっていれば特に張る必要はございません!
という事で本日のブログはお開きとさせていただきます。ありがとうございました( ^^) _U~~
マルジェラ足袋裏張り前部分3,960円~4,290円 カカト部分2,750円
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