当ブログでも頻繁に登場するJ.M.WESTON(ジェイエムウエストン)。1891年フランスで創業、革産業で有名なリモージュ地方に構えます。グッドイヤーウエルテッドシューズではあるが英国靴とは少々違う正に「フレンチ・エレガンス」を提案し続けております。

アッパーに使用されている革は高級革で有名なデュプイ社。その滑らかな質感はフレンチ・エレガンスを再現するには適している。J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)がデュプイ社を買収したと表向きにはなっておりますが、一時経営難に陥ったタンナーをウエストンが「救済した」というのが実際のところ。

またソールに使われている革底もタンナリー・バスタンというフランスの革。鞣しの工程で強力な圧をかけて締める革は耐久性のある皮から革へと生まれ変わる。また、タラのエキスを鞣しに使われているのもかなり特殊な手法と言える。

靴全体をフランス製にこだわるJ.M.WESTON(ジェイエムウエストン)だからこそフランス国家として重要な位置づけなのでしょう。事実あらゆる式典で国家を代表する方が履かれているのはJ.M.WESTON(ジェイエムウエストン)とか。夢のない言い方となり恐縮だが沢山税金を納め世界中にシェアもあり外貨獲得の大きなブランドとなると納得できる。

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J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)オールソール

さて今回お持ち込み頂いたシューズを見てみましょう。

40年以上前に購入された靴でかなり年期は入っていますがさすがはJ.M.WESTON(ジェイエムウエストン)特に消耗するソールこそ穴が開いておりますがアッパーは特にひび割れもなく非常に良い状態。

靴の内部を見てみてもウッドシャンクの太さやヒールを固定されている釘の種類、本数など現行品とほとんど変わらない。ウエストンの歴史も長いのでその間細かいパーツの仕入れ先は変わっているかもしれませんが大きなディテールは未だに変わらず伝統を守られているようです。

いかがでしょうか。40年の時が経っているとは思えないほど綺麗に蘇りました。これでまた長く履けそうですね。今回使用したのは当店で一番ベーシックなイタリーレザー、ダブルソール仕様となっている靴なのでミッドソールの交換、カカトは耐久性の良いドイツ製オークバークトーマスマーチン、縫いのステッチは本家に倣いメス入りの縫い(設備上メスステッチは写真のような見た目となります)。

J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)の修理でお困りの方は吉祥寺の靴修理店ナイツブリッジを是非ご利用ください。

イタリーレザーオールソール19,800円、ミッドソール交換3,300円、メス入りステッチ3,300円

納期3週間前後

クリーニング4,950円税込や靴磨き1,650円もおこなっておりますので修理とご一緒にいかがでしょうか。足元が綺麗だと非常に気持ちが良いものです。

ナイツブリッジでは配送でも承っております。修理代金税抜き11,000円以上で返送時の送料は無料とさせていただきます。事前のお見積りはCONTACT(お問合せ)からお気軽に。

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