フランスを代表するシューメーカー、J.M.WESTON。一時期は7万前後と買いやすいお値段でしたが現在はラグジュアリーブランドと同様に価格が高騰しております。クラシックなイメージはありますがスニーカースタイルや旅先で軽く履けるルモックスタイルなど時代とユーザーに合わせて展開しています。そういった意味ではどのシューメーカーよりも挑戦する姿勢が見える。

今回ご紹介するのはJ.M.WESTONの代名詞でもある180シグニチャーローファーの修理。所有している方非常に多いですよね。当店でも最もご依頼の多いハーフソールとカカトです。

J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)ハーフソールとカカトの修理

さて今回お持ち込み頂いたシューズを見てみましょう。

カカトは大きく削れておりソールの真ん中も薄くなっております。ついでにライニングも破れていて修理するにはちょうどいいタイミングですね。

J.M.WESTON(ジェイエムウエストン) シグニチャーローファー 180 修理 カカト つま先剥がれ ハーフラバー ゴム張り 裏張り 吉祥寺 オールソール ソール交換

今回使用したハーフソールはイタリアのカサリ社の1ミリ。特に柄が無いのでスッキリとした見た目ならこちらですね。因みにお馴染みのヴィブラム社の素材はゴムを使用しているのに対しカサリ社はTPUという素材を使用しております。耐久性に関してはTPUの方が一歩リードな感じ。ただグリップ力はやっぱりヴィブラム社に軍配が上がる。

カカトはドイツ製オークバークのトーマスマーティン。こちらの耐久性はものすごい。革の部分は約18か月もかけて一つの革底となる。そのため目が凝縮されており品質は抜群。ラバー部分は程よいクッションがあるため摩耗には強く一度付けたら交換のタイミングはかなり先の話になるでしょう。まだの方は是非お試しいただきたいカカトです。

部分的な修理は勿論ソール全体の交換も承っております。オールソール用の革底、ゴム底共に何種類もご用意がありお客様の履くシーンやお好み、そしてご予算に合わせてご相談させていただきます。是非ご利用くださいませ。

クリーニング4,950円税込や靴磨き1,650円もおこなっておりますので修理とご一緒にいかがでしょうか。足元が綺麗だと非常に気持ちが良いものです。

ナイツブリッジでは配送でも承っております。修理代金税抜き11,000円以上で返送時の送料は無料とさせていただきます。事前のお見積りはCONTACT(お問合せ)からお気軽に。

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