英国には多くのシューメーカーが存在し日本にも流通している。特にオンリーショップがあったり伊勢丹三越、または高島屋に入っているような10万を超えてくる所謂「高級靴」に目を向けがちであり実際日本でもそれらが人気がある。
しかし実力があり作り的には他に引けを取らないにもかかわらず何故か過小評価されている気がする靴も存在する。今回ご紹介するGRENSON(グレンソン)もその一つではないでしょうか。
1866年英国は靴の聖地ノーザンプトンにて創業した長い歴史を持つシューメーカーだ。有名な話しでは「華麗なるギャツビー」というアメリカ映画で衣装担当したラルフローレン氏がグレンソンの靴を採用している。
修理屋目線でいくとエドワードグリーンの要素を取り入れたクロケット&ジョーンズのような印象。素材は一旦置いておくとして間違いなく作りは良いのだ。高級靴の仲間入りをしてもおかしくはないが、安く購入できるサイトだと未だに5万を切る。正直値段に合ってないような靴もあるのにグレンソンが安すぎるのか、はたまたこれが妥当な金額なのか。あくまでも一個人の意見だが過小評価されていると感じる。
GRENSON(グレンソン)オールソール
さてここからが修理のご紹介です。今回はオールソールとカカトの内側の修理、カウンターライニングさせていただいております。
使用したのは当店で一番ベーシックなイタリーレザー。特徴は柔らかくて屈曲しやすい。オークバークではないので比較的厚みが均一です。オプションとはなりますがヒドゥンチャネルと言ってソール面縫いのステッチを隠す仕上げも行っております。
ライニングの修理に用いるのは汗をしっかりと吸ってくれるように出来る限り顔料染めされていないレザー。ライニングの色に合わせてチョイスするため今回のようなナチュラルカラーではない場合どうしても顔料染めのレザーになることもあります。
オールソールの納期は3週間前後頂戴しております。グレンソンの修理でお困りの方は是非一度ご相談くださいませ。
イタリーレザーオールソール19,800円 ヒドゥンチャネルオプション4,400円
クリーニング4,950円税込や靴磨き1,650円もおこなっておりますので修理とご一緒にいかがでしょうか。足元が綺麗だと非常に気持ちが良いものです。
ナイツブリッジでは配送でも承っております。修理代金税抜き11,000円以上で返送時の送料は無料とさせていただきます。事前のお見積りはCONTACT(お問合せ)からお気軽に。
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