EDWARDGREEN(エドワードグリーン)は長年履いていてもオールソールをされたことは少なくはないでしょうか?ユーザーの方は既にお気づきかと思いますが使用されているソールこそその頻度が高まるかどうかというところである。

エドワードグリーン純正で使用されているソールは英国製ベイカーオークバーク。ミモザ、チェスナットなど天然成分を使用し1年以上ピット内で漬け込み鞣された革は非常に目が詰まっており強度がある。しかしただ固いだけではなく履けば履くほど馴染みどれだけ歩いてもストレスを感じることはない。独特のその鞣し方は2000年以上も前から変わることなく伝統的な手法だ。

またトップリフトに使用されているラスターヒールはドイツのレンデンバッハ製。ゴムの面積が狭くよりドレッシーな装いとなる。

ヒールの土台となっているのは同じくドイツのレンデンバッハ製。1枚1枚丁寧に積まれておりこちらもまた目が詰まっている。ヒールの土台(積革)は陰に潜めた存在と思われがちだが名脇役の一つ。理由は歩行時にカカトをぶつけたり、重い体重が乗っても変形しずらく新品時のフォルムを保ちやすいのだ。

エドワードグリーンはこのように全てのパーツにおいてほかのシューメーカーに追随を許さないこだわりを持って作成されている。実際よく使用されている各パーツと比べると2倍以上の金額だ。それを考えると靴そのものの価格も少しは納得できる。

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EDWARDGREEN(エドワードグリーン)オールソール

さて今回お持ち込み頂いたシューズを見てみましょう。

ソールはかなり薄くなっておりオールソールのタイミングとしてはアリ。ヒールは純正が付いており積革までは達していない。もちろんオーナー様の履き方も良いのだろうが先に述べた通りソールもヒールも耐久性が良いのがお分かりであろうか。ちなみにこちらは旧エドワードグリーン。長年使用されているのもこれで理解ができる。

余談だが昔から気になることが一点。エドワードグリーンの通常のシューズのクオリティも申し分ないがバーニーズニューヨーク別注のエドワードグリーンは特にきれいに作りこまれている気がする。世界のセレクトショップとなると扱いが違うのかもしれません。

いかがでしょうか。オリジナルの雰囲気を損なわず修理できたと思います。大変恐縮ですがお客様よりよくお褒めの言葉をいただくのですがこういう修理に関しては正直素材のところも大きい。全く違う革底やカカトで修理するとちょっと見た目も変わってくる。

現在エドワードグリーンの価格も爆上がりで20万前後となっております。気軽に変えない時代が来ております。せっかくならば良い素材で修理するのはいかがでしょうか?

修理代金は通常一番ベーシックな革底でベーシックな仕様にする場合税込19,800円~ですが今回のエドワードグリーン純正使用となると税込40,700円~となります。納期は3週間となります。一番良い素材で修理いたします。本物志向のお客様は一度ご検討くださいませ。

クリーニング4,950円税込や靴磨き1,650円もおこなっておりますので修理とご一緒にいかがでしょうか。足元が綺麗だと非常に気持ちが良いものです。

ナイツブリッジでは配送でも承っております。修理代金税抜き11,000円以上で返送時の送料は無料とさせていただきます。事前のお見積りはCONTACT(お問合せ)からお気軽に。

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