ナイツブリッジ創業初年度の2月もそうでしたが今年も何故か2月にチラホラとご依頼が増えてくるブランドストーン。代表的なモデルはブーツタイプなので冬に履こうとしたらソールがボロボロに!という理由でしょうか。

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ブランドストーンのソールは加水分解という症状を起こす

なぜここまでブランドストーンのご相談が多いかというとオリジナルで使用されている「ポリウレタン」というソールの素材に原因が。このポリウレタンですが保管状況、特に通気性が悪い所に長時間おいてしまうとボロボロと崩れ落ちる現象を起こします。

勿論ポリウレタンは軽くて丈夫という良い所もありポリウレタンを使用している靴が悪いという訳でもないことはご承知おきください。

ブランドストーン愛好家の皆様、写真の靴のような症状になったことはありませんでしょうか?そうこれが加水分解です。この場合ソールを全体張り替えるしか直す方法はありません。

理由としては土台を残しながら例えばハーフソールやカカトを修理するとなると、わかりやすく言うと砂とゴムを接着剤で止めようとする。何となくご想像は付きますよね。そうです、砂に接着することが出来ないためまた一瞬で崩れ落ちます。

ブランドストーン ソール(靴底)交換をやってみる

上記の理由からソール全体を張り替える必要がでてくるのでどこの修理屋さんでもそこそこ料金は高めとなります。でもせっかく気に入っている履いていたブランドストーン、捨てるにはちょっともったいないですよね。

解体作業風景をちょっとだけご紹介。

しつこく言ううようで恐縮ですが「加水分解」をおこしているソールはボロボロと崩れ落ちるのですが靴を削るマシーンで削ると今度はドロドロになります。そう、ペーパーが一回で駄目になってしまうのでナイツブリッジでは予め何回も使用しているペーパーを使用しますので遠慮なくお持ち込みください。

ブランドストーンの場合実際にソールを付けていく作業も勿論ですが一番重要となってくるのは「下処理」、どこまでしっかりとオリジナルのソールを綺麗に除去できるのかが仕上がりとその後の耐久性に大きく影響が出てきます。時間はかかりますが手を抜けない工程となります。

さてここまで来たら実際にソールとなるパーツを取り付けて完成が近づきます。完成の写真を見てみましょう。

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選ぶソールによって見た目と今後のメンテナンス方法は大きく変わってきます。今回のお客様は軽さを重視、今後のリペアもやりやすいようにカカトとソールはセパレートタイプに。靴底で一番減るのはカカトの外側。この仕様にすれば次はカカトの修理だけで済むようになり経済的。

その他耐久性重視であればヴィブラムやミシュランソールのラバータイプ、スニーカーのような仕様の一体型のソールなどお客様の履くシーンやご予算に合わせて修理を行うことが可能です。

ブランドストーンのソール交換は吉祥寺の靴修理店ナイツブリッジにご相談くださいませ。

ブランドストーンソール交換 19,800円税込~ ※価格は2023年2月現在 選ぶソールによってお値段が異なります。今回の仕様は24,200円税込。

クリーニング3,850円税込や靴磨き1,100円もおこなっておりますので修理とご一緒にいかがでしょうか。足元が綺麗だと非常に気持ちが良いものです。

ナイツブリッジでは配送でも承っております。修理代金税抜き10,000円以上で返送時の送料は無料とさせていただきます。事前のお見積りはCONTACT(お問合せ)からお気軽に。

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