欧州全体で靴づくりは盛んなのですがスペインを代表する靴と言えばヤンコ。インポートシューズにしてはまだ安価なうえ主要百貨店でも取り扱いがあるので所有されている方は比較的多く感じております。ヤンコの場合グッドイヤー製法マッケイ製法どちらも採用しております。今回はグッドイヤー製法のヤンコをオールソールさせていただきました。

ヤンコ ソール(靴底)交換をやってみた

さて今回お持ち込み頂いた靴を見てみましょう。

アッパーは雨染みが出来ておりソールは穴までは開いておりませんが手で押すとわかるほどかなり薄くなっております。

ヤンコ ソール(靴底)交換 靴修理 オールソール かかと つまさき 吉祥寺

使用したソールはヴィブラム2055という耐久性に優れた、デザインもビジネスシューズ向きのソール。

ヴィブラムソールの特徴は兎に角長持ちします。ただ長持ちするが故、ソールがそこまで減ってないのに縫いのステッチだけがプチプチと切れる現象が殆ど。そうなるとなんだか気になってしまいますが縫い直しの修理だけに出すのもどうも勿体ない。なのでナイツブリッジでは「ビブラム2055ソール」に関してはソール面に溝を掘りそこを目掛けて縫いをかけるようにしております。これでステッチだけが簡単に切れる心配がなくなります。では同じデザインで用途も同じような「ダイナイトソール」はどうか?ダイナイトソールに関してはヴィブラムソールほどの耐久性はなくソールが減るのと同時にステッチも切れてきます。なので溝を掘る加工はやっておりません。英国の多くのシューメーカーが採用しているのは「ダイナイトソール」。ある意味理にかなったソールかと思っております。

ヴィブラム2055ソール17,500円税込み クリーニング4,950円税込み 納期3週間前後

クリーニング4,950円税込や靴磨き1,650円もおこなっておりますので修理とご一緒にいかがでしょうか。足元が綺麗だと非常に気持ちが良いものです。

ナイツブリッジでは配送でも承っております。修理代金税抜き10,000円以上で返送時の送料は無料とさせていただきます。事前のお見積りはCONTACT(お問合せ)からお気軽に。

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