いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます!今日はおしゃれに敏感な方々に支持されているマルジェラ。マルジェラと言ってもMM6(エムエムシックス)の方です。
MM6(エムエムシックス)とメゾンマルジェラの違い
まず、エムエムシックスとメゾンマルジェラの違いをサラッとご紹介。簡潔に言うとターゲットになる年齢層と商品価格の違い。
メゾンマルジェラは文字通りメゾンブランド。大人気の足袋ブーツは今や17万、重衣料になると当然のように20万超えるようなとっても高額なものばかり。年齢層も幅広く20代から60代超える方にも支持されております。
一方MM6(エムエムシックス)はというとちょっと低価格帯。と言っても高いと感じる方もいらっしゃるとは思いますが、メゾンマルジェラに比べるとです。靴も5万前後、服は10万以下のものも沢山存在しておりその為ターゲットも20代から30代と若め。その中でも特に女性に支持されているようです。
なのでMM6とメゾンマルジェラは違うブランドとなります。因みに最初にパリコレに出た1980年代のマルジェラは「マルタンマルジェラ」でした。ワタクシの様なおっさん世代としてはこの頃のマルジェラも良かったなーといった感じでございます。
MM6(エムエムシックス)裏張り
さてそんなMM6、靴に関しては大体のものは革底で出来ております。革底のままでも良いのですが裏にゴムを張ってから履かれる方がほとんどかと思います。
当店にもMM6のお持ち込みが頻繁にあります。裏張りと言っても沢山種類があるのでちょっとご紹介してみますね。
まずは定番ソールのヴィブラム♯7673。1.8ミリという絶妙な厚みでグリップ力に優れております。迷ったらこれを付けておけば間違いない。両足3,960円。
次にヴィブラム♯7373。あれ?さっきの♯7673と一緒じゃん!と思われるかもしれませんがよーく見てください。「vibram」ロゴに囲いがありますよね。こちらの特徴は何といっても1ミリというその薄さ。それでもってグリップ力は◎なのでよりスッキリ、かつ滑り止めバッチリにされたいお客様はこちらですね。両足3,960円。
こちらは無地のタイプ。イタリアはカサリ社というところが出している1ミリのソール。ヴィブラムソールの素材はゴム素材に対しカサリ社はTPUというわかりやすく言うとウレタンソール。そのため耐久性はかなりあり見た目も無地の為選ばれる方も多い。一点デメリットを言うとウレタンソールなので後々劣化してくることはあります。ただこれに関しては劣化してくる時期にはちょうど張替えの時期にもなってくるのでそこまで気にすることはありません。両足3,960円。
最後ヴィブラム♯2340。特徴は先ず見た目がウロコ模様になっております。エクスプローションソールとも呼ばれヴィブラム社曰く、そのウロコ模様のデザインが人間の歩行をスムーズにしてくれるという謳い文句のあるソールです。厚みが2ミリと他の種類に比べると厚いのでより耐久性を求められる方にはこちらはオススメ。両足4,290円。
裏張りにもいろんな種類がありますのでお好みに応じてお張りいたします。なんだかよくわからない!って方にはこちらからプロのご提案をさせていただきます。
で、今回は最後にご紹介したヴィブラム♯2340を張ったMM6の写真を見てみましょう。
このような見た目となります。因みに裏張りの色の選び方ですがアッパーの色なのか、ソールの色なのかで悩まれるかもしれません。今回の靴の場合は黒が相性が良いです。ベージュでも勿論可能なのですがソールの側面である「コバ」と呼ばれる部分が透き通るような色味となっております。もしベージュを張ってしまうとちょっと目立つようになります。
最後に、そもそも裏張りを張った方が良いのか?の質問をよく受けます。そこに関しては好みもありますので個人の自由!というのが正直な感想なのですが、MM6の場合履きこんでエイジングを楽しむような靴ではないと思っております。もちろんそんな靴も沢山あります。しかしMM6はいかにきれいな状態を保つのかが重要かなーと思っております。なので裏張りは新品時か、比較的早い段階でお張りするのをオススメいたします!
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