いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます!鞄ネタを書くことが少ないのでたまには書いてみます。

今回ご紹介するのは皆様ご存じルイ・ヴィトン。

ルイ・ヴィトンのホームページより引用させていただいております↓

16歳のルイ・ヴィトンが徒歩でパリに到着し、マレシャル氏のもとで見習いをはじめたのは1837年のこと。当時の主要な交通手段は馬車や船、汽車であり、それらの荷物は手荒く扱われていました。そのため旅行者は職人に依頼し、個々に持ち物を荷造りし、保護してもらっていたといいます。

それから間もなくルイ・ヴィトンは、パリのマレシャル氏のアトリエで重宝される職人となりました。これが、ルイ・ヴィトンの極めて特殊な職業の原点であり、木箱、そして後にトランクを顧客の要望に沿って特別注文で作る彼の職人的な製造業者としての経歴のはじまりでした。ルイ・ヴィトンはマレシャル氏のもとで17年間働き、その後ヴァンドーム広場からほど近い、ヌーヴ・デ・カプシーヌ通り4番地に自らのアトリエを開きました。

LouisVuitton(ルイ・ヴィトン)ストラップの根本革修理

さて当店メインは靴修理ではありますが鞄の修理も並行して行っております。鞄の修理に関しては圧倒的に女性の方が多い!確かに考えてみると女性はシーズンごとで鞄を購入されたり、代々使われている鞄を引き継いだりと男性よりもその文化は根付いていると感じております。

鞄の修理と言っても色々とありますが特に多いのがルイ・ヴィトンのストラップ付け根の修理。高級なレザーを使用されておりますが長年使用していると切れることがあります。重みの負荷がかかる箇所なのでしょうがないところではありますね。

確かに作りを見てみると長いストラップからDカンという金具が連結され革のパーツがボディに縫い付けられ、ちょうど縫い付けれていないDカンが付いているところ、ここが一番負荷がかかりそうですね。しかもルイ・ヴィトンの場合芯などの補強材が入っていないため一カ所裂けるとどんどん広がってしまいます。

ボディは塩化ビニルという素材を使われているので色落ちもシミ、ムラもほとんど出ないので長年使用しても結構新品時と変わらない見た目かと思います。なので尚更直して使おうと思われる方も多いのではないでしょうか。

パーツを外してみました。ルイ・ヴィトンの場合意外とシンプルなつくりをしているので修理向きですね。元々ベージュ間の強いヌメ革を使用されているわけですが経年変化でほとんどのルイ・ヴィトンのストラップは飴色になります。修理する際はその新品時のヌメ革ぽくするのか、もしくはわざとエイジングさせて着色したものを使用するのかお好みをヒアリングさせていただきます。ほとんどのお客様はその後者を選ばれます。

できる限りオリジナルっぽく修理するように心がけておりますが1点だけあえて違うところを言ううと革の内側に補強材をいれて今後裂けずらくしております。

最近女性の鞄は小ぶりはタイプが流行しています。一昔前もそんなことありました。なのでまた引っ張り出して使おう!という方も多いですよね。

今回の修理は1カ所5,500円ですが同時進行2カ所目からはその半額となりますので合計金額8,250円です。鞄の修理も是非ナイツブリッジのご相談ください。