いつもブログをご覧いただきありがとうございます!耳にタコができるほど聞いているかもしれませんが「キングオブシューズ」。そうジョンロブ。

本日ご紹介するのはジョンロブの「チャペル」というモデル。

8000ラストのこれぞエレガントという言葉がお似合い。特徴はタンが短く並行に並んだ2つのバックル。そして紳士靴にしてはヒールが高め。

さすがエルメス傘下、英国はノーザンプトンで製造されている面影がほとんど感じられない。

今回の修理内容はつま先とカカト。つま先にはレザーを、カカトには英国製ダブテイルを付けてみます。

ダブテイルというヘンテコな名前は「鳩の尻尾」のような形をしているところからきております。

あんまり拘るところではないかもしれませんが(拘らせてください!)横から見ると最下層面一面にラバーが来ていないのがお分かりだと思います。これこそが英国靴といった感じでアメリカ靴とは違うんですね。チャーチ、クロケット&ジョーンズ、チーニー、トリッカーズ等あらゆるシューメーカーが採用しているカカト。このカカトに関しては国内の材料屋さんに無いので日本では流通しておりません。ナイツブリッジでは英国から直接輸入しております。靴修理界のトップに君臨するUWさんが最初に取り入れてその後真似するように(ナイツブリッジも人のこと言えませんが。。)数件は所有している修理屋さんがあると思いますが基本的に付けれる修理屋さんは少ない。

ところでジョンロブほどアッパー含めソール周りまでもモデルチェンジしているシューメーカーも珍しいと思います。事実、カカトだけで行っても現行品はラスターヒール、一つ前はJLヒール、そのもう一つ前は英国製ダブテイルとデザイナー(ディレクター)さんのさじ加減でしょうか、頻繁に変更されております。個人的には英国製ダブテイルが一番好きかなー。

JOHN LOBB Chapel(ジョンロブ チャペル)つま先とカカトの修理

さて今回お持ち込み頂いたシューズを見てみましょう。

ソールの真ん中もかなり薄くなっているのでオールソールにするのかちょっと悩ましい感じでもありましたが途端に穴が開く感じでもなさそうなので部分的な修理となりました。つま先は大きく削れておりウエルトまで達する勢い、カカトもゴム部分がもうすぐ無くなりそうな雰囲気。

いかがでしょうか。これでちょっと様子見ていよいよソールに穴が開いたらオールソールという感じでよさそうですね。部分的な修理だと即日お渡し、選ばれる材料次第ですが1万円以下、オールソールだと3週間、これも選ばれる材料次第ですが約2万~とコストも時間も変わってくるのでお客様のご都合に合わせて決めていただければと思います。勿論何が良いのかのベストのご提案はさせていただきます。

つま先レザー3,300円

カカト英国製ダブテイル5,500円

クリーニング4,950円税込や靴磨き1,650円もおこなっておりますので修理とご一緒にいかがでしょうか。足元が綺麗だと非常に気持ちが良いものです。

ナイツブリッジでは配送でも承っております。修理代金税抜き22,000円以上で返送時の送料は無料とさせていただきます。事前のお見積りはCONTACT(お問合せ)からお気軽に。

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