革底の靴を所有されている方であれば、履き下ろして一番最初に修理になるのはつま先という方がほとんどだと思います。特に最初靴が馴染むまでは反り返りが付いておらずつま先から地面に設置することが多いためです。 

高い靴なのにあっという間につま先が減った!というお声もたまにいただきますがごく自然な現象なのでご安心ください。

さてそんなつま先ですが修理方法は何通りかあり今回はヴィンテージスチールという金具とレザーを用いた2通りの修理をご紹介します。

つま先 レザーを用いた修理

革底であれば履き心地見た目から行くと同素材のレザー(革)を使用するのが一番しっくりくると思います。

J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)

当然継ぎ足したラインは出てしまいますがこのような見た目となります。

JOHNLOBB(ジョンロブ)も見てみましょう。

つま先レザーの場合ちょっと減りが早いというデメリットはありますので近くに靴修理屋さんがあっていつでも修理に出せる環境や、沢山の靴を所有していて出番が少ない、または靴自体が柔らかい、馴染んで反り返りが十分に出ている靴などには最適です。

つま先 金具を用いた修理 ヴィンテージスチール

次はお馴染みのヴィンテージスチール。履きこんだ靴、一度既にスチールを付けてしまった靴のつけ直しができないと思われている方も多いので今回はそのパターンをご紹介します。

JOHNLOBB(ジョンロブ)

新品時でしょうか、一度スチールを付けられておりましたが内側から削れてしまっております。こちらのお客様の場合内側から大きく削れる傾向にあるようで同じサイズ(40番)で付け直すと削れている範囲をカバーできず補強の意味を為さないのでワンサイズ大きく(50番)で付け直しました。

Church’s(チャーチ)も見てみましょう。

スチールが完全に取れた状態でのお持ち込みでした。スチールのつけ直しの際同じねじ穴に入ることが多いのですがそのままつけてしまうとねじ穴が大きくなってしまっていてねじが効きません。なのでウッドペースという木片で穴を埋めてから再度つけ直します。ステッチも切れてしまっておりベストは縫い直した後にスチールの取り付けといったところですがおそらくオールソールも近々かなという感じなので今回はバッチリ接着にて応急処置することにしております。

いかがでしょうか。このようにつま先を修理することが出来ます。修理して長く履くと結構愛着がわいてくるもので新品時よりもグッと魅力を感じます。

とりわけ革靴の場合最初履きおろし時には固くちょっぴり痛みを感じることもあるともいます。ただ履きこんで馴染んでくると全くストレスを感じなくなりますがそのころにはちょうど修理が必要になることが多いです。

このブログをご覧いただいている皆様は家の近くに靴修理屋さんあったかなーとちょっと探してみてください。ヴィンテージスチールもつま先レザーも特殊な修理ではないのでどこの修理屋さんでも対応してくれるはず。

もし近くない!という方は是非ナイツブリッジをご利用くださいませ!

つま先レザー3,300円税込

ヴィンテージスチール4,400円税込

クリーニング4,950円税込や靴磨き1,650円もおこなっておりますので修理とご一緒にいかがでしょうか。足元が綺麗だと非常に気持ちが良いものです。

ナイツブリッジでは配送でも承っております。修理代金税抜き22,000円以上で返送時の送料は無料とさせていただきます。事前のお見積りはCONTACT(お問合せ)からお気軽に。

お店までの行き方は↓