アメリカの歴代大統領御用達のシューズと言えばアレンエドモンズ。靴の特徴は通常殆どのビジネスシューズに使われている靴全体を支える役割、人間で行くところの背骨に当たる「シャンク」というものがあるのですがアレンエドモンズの場合そのシャンクが使われておりません。
理由はソフトな履き心地にする為。でもそれで大丈夫なのか?との問いに関しては全く問題なく靴の機能を果たしております。むしろ他の作りがしっかりとしているので他のシューメーカーと変わらないエイジングとなります。良く計算されて作られているんでしょう。
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アレンエドモンズ ソール(靴底)全体の交換 オールソール修理
さて今回お持ち込み頂いたシューズを見てみましょう。ソールの真ん中に穴があいているのでソール全体の交換となります。
靴を履きこむと起こる症状としてつま先やカカトの減り、そして今回のようにソールに穴が開く。通常革底は5ミリ前後の厚みがありそれが0ミリになっている。想像してみましょう。0ミリという事は歩行時に地面がかなり近いので非常に疲れやすい、ちょっとした雨でも水が浸入してくる。良いことなしです。
その穴を何とかするための修理方法としてはオールソールの他にハーフラバーを張る手もありますが上記の理由から「厚みを戻す修理」がベストといえる。
アレンエドモンズの場合コバの仕上げなどちょっと粗目になっております。これを修理でツルツルにするとちょっと雰囲気が台無しに。オリジナルっぽくコバはザラザラと粗目にしております。
使用したソールは当店お馴染みのドイツ製オークバーク「トーマスマーティン」。一つの革底になるのになんと2年以上の歳月を経ており非常に目が詰まっている。そのため耐久性は抜群。ただし履きこめばしなやかになりとても良い履き心地になります。
今回の仕様 22,000円税込 納期3週間前後 ※価格は2023年2月現在
クリーニング3,850円税込や靴磨き1,100円もおこなっておりますので修理とご一緒にいかがでしょうか。足元が綺麗だと非常に気持ちが良いものです。
ナイツブリッジでは配送でも承っております。修理代金税抜き10,000円以上で返送時の送料は無料とさせていただきます。事前のお見積りはCONTACT(お問合せ)からお気軽に。
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